5才の保育
仲間と共に生活を創りだしていく時
5才児─白梅での幼児教育の完成を目指します。4才児までの成長からさらに、規模の大きなあそびや活動ができるようになる時期です。子どもたちはグループで畑をつくり、野菜を栽培します。園内の砂場にある遊具の管理、チャボやあひるの飼育など、責任のある仕事をまかされます。そして、単にクラスのことだけでなく、園全体にかかわる仕事を、協力してやりとげられるようになるのです。
「子どもの日のために、グループで話し合いながら大きなこいのぼりをつくる」「店の開店という目的をもって、グループに別れて品物をつくる」「自分たちの好きな町を立体でつくろう、という共通の目標に向けて、町をつくり、組み立てて実現させる」「お話づくりから劇あそびまで、子どもたちが劇を構成する」など、いずれも子ども自身が共通の「目的・目標」をもって、今自分が何をすればいいのか知り、仲間と協力しながら自主的に目的を達成できるようになります。
お互いによくできたところ、もっと頑張らなければならないことなど、子どもたち同士で評価し合えるような質の高いかかわりができる集団に育てたいと考えています。また、子どもたちだけで、8~10名でしくみのあるあそびができるようになったり、クラスの子どもそれぞれが役割を分担して年中・少の子どもたちと一緒にあそぶなど、組織的なあそびを成り立たせる力を身につけ、白梅の考える自主性のある子ども、社会性のある子ども、創造性の豊かな子どもに成長していきます。