4才の保育
仲間と遊ぶたのしみをおぼえる時
4才児─自分と囲りの子どもとの関係や物事の関係が少しずつ理解できるようになる時期です。ひとり遊びから一歩すすみ、さまざまなしくみのある遊びを通して、仲間と遊ぶ楽しさを子どもに知らせていきます。簡単な役割がわかると、遊びや生活の中でそれらを果そうとする意欲を持ち、それを果した時の喜びが子どもたちを育てるのです。
日常生活での小さなあらそいごとやもめごとも、子どもにとっては大切な勉強になります。話し合ううちに、自己主張のしかた、仲間の受け入れ方などを身につけます。子どもたちが1人ひとりの個性を認め合い、その個性が合わさって、みんなの力で素晴らしいものができあがるという経験を積み重ねていきます。この積み重ねを大切にして、子どもの集団を育てたいと考えています。
また、年長組の遊びや行事、規模の大きな活動である「こいのぼりづくり」を見たり、「お店やごっこ」「劇場ごっこ」などに参加すると、子どもは"年長になったらやるんだ"という目標をもつようになります。そして、園の伝統ある文化も継承されていきます。