園の活動 2021/11/30
技能が高まり、思いがかたちになる〔年長組11月〕
技能が高まり、友だちと共通の思いをかたちにしていっています
汽車つくり
30人が乗れる汽車を作りたいというツブヤキから始まった汽車作り(本人たちは「無限列車」と言っております)。10月中旬から始めて、およそ4週間ほど地道に地道に継続しています。2週間ほどで、汽車の前方部分(トーマスでいうところの顔の部分)ができあがり、2週間かけて客車がようやく完成しました。
4週間以上という長期間になるとモチベーションを保つことも大変です。固定のメンバーだけでなく、途中で興味を持った子が参加したり、かわるがわる仲間たちが手伝い、色々な参加の仕方で汽車を作っていきました。
目的は、この汽車を動かす事ですが、今は完成した嬉しさから、乗って遊ぶことを楽しんでいます
こどもたちの表現
最初は、箱にテープをはって「電車」としていたのが、だんだんこだわりが生まれていき、車は「長方形」ではないということも表現したくなります。そうすると、『既存の箱』では表現できない事に気づいていきます。すると、どうするか。子どもたちは、箱や紙を切り、それを再構成し、作っていきます。
箱にイメージを合わせるのではなく、イメージを箱や素材に合わせるために、切りはりしていくように技術がぐんと上がります。
最初に、Mちゃんは切り貼りで小さな椅子を作ると、そのことが刺激になり、やってみる子が増えていきます。ある子は、段ボールを切り電車を作り、スイッチを作ってみたり、あるいはキャップを組み合わせて人形を作ります。ここまでくると職人と呼んでもいいと思いますが、1学期の4月に探究した「紙」の実験から、新聞紙と水と洗濯ノリで、パーツごとに乾かして作り、フクロウを制作する子もいました。
この子どもたちの並々ならぬこだわりが、工夫し、試行錯誤し、考え、技術も向上させる学びへとつながっていきます。
板ぽっくり
年中組がプレイデイで挑戦していた板ぽっくりに興味津々。やってみるとそう簡単ではありません。何とか乗ってみたくて諦めずに何度でも粘り強くチャレンジ。
パンチングボール
こびとのお家の屋根の傾斜が遊び場。ボールが落ちてくる前にパンチして落とさないようにします。
自分達で決めたルールで友達と競います。
リレー会議
リターンマッチのお願いの手紙を書いたところ、
相手クラスの代表者が訪ねて来て話し合いに・・・・・
1回勝負で優勝カップの移動はしない事に決めました。
独楽回し
年長組で集まって誰が長く回せるか勝負。
屋根のぼり
こびとのお家の屋根を指の力で登っていきます。
手の平に豆ができても止めないで繰り返し登ります。
じっくり・粘って・考える
「温泉」「電車」「家」 一人でも仲間とでも作る事に向かう思いは同じ。思い描いた事に真剣に向き合います。
上手くいかない事にぶつかってそこで考えます。粘ったぶん、出来た時に喜びで笑顔になります。
お知らせ係
ハンドベルを鳴らしながら「片付け時間」「お帰りですよ」と園内に知らせていきます。ベルの音の響きを楽しみながら・・・・・