園の活動 2021/07/08
6月の年長組
6月の年長組の様子です。
関心が広がり、制作の高い技能を生かして、試行錯誤しつつ、発想を具体化することができます。
1.光の道作り
● 5月末、「マンダラ塗り絵」から、ひょんなきっかけから塗り絵を懐中電灯で照らしてみると、あら綺麗!ということに気づき、『光作り』が始まりました。紙だけでなく、カップや牛乳パック、そしてそれらに色をつけていったらどうなるのか?また新たな探究が始まります。
● そして、6月に入ると、皆が作った光をホールに並べて『光の道』を作ることにしました。30個以上並んだ「光」たちはまるでイルミネーションのよう!今度の『夜の幼稚園』では、外でやってみたい!という声も出ています。
2.強くてかっこいいワニ
● 強くてかっこいいワニを作りました。とても可愛がって……ベランダで日向ぼっこをさせました。
● ワニの好物、お肉もあげています。
3.動物園をしよう
● 空き箱や様々な素材を工夫して、大好きな動物を作りました。象・山羊・皇帝ペンギン・ワニ・うさぎ・へび・チーター・コアラ・狼・オオトカゲ・昆虫(カブト虫・クワガタ・ナナフシ・カマキリ・カタツムリ・カナブン・ちょうちょ)。今にも動きだしそうです。
● 動物園に入るには、チケットを買って、半券を切ってもらいます。
4.ツルツルプリンを磨く!
● 6月、外では机といすを囲んで何やら、みんな磨いています。泥団子とつるつるプリンです。ある子が始めたことがきっかけになり、仲間に浸透していきました。次第に、どこの白砂がいいとか、あそこの土がいいとか、みんな思い思いの場で作っていくようになりました。
● ちゃんとした手順で磨くと、本当に光り輝くのです。それには、土の性質や適度な湿度が必要となり、ちょっとした研究です。みんなのツルツルプリンは光り輝くでしょうか?!
5.和紙を染める
● 和紙(障子紙)を好きな色で染めてみると……あら不思議な世界が広がります。
6.友だちのためのゼリー作り
● クラスの友だちが、6月に退園することになりました。そこで、退園する友だちのためにゼリーを作ることになったのです。しかし、先生は作り方を知りません(ということにしました)。
● すると、「固めるためにはゼラチンが必要だ」、「ゼラチンはジュースや水をお風呂の温度くらいに温めてから入れるといい」とか、「いや、缶詰だったら、そのまま入れても大丈夫だった」と、調べたり、家庭で実際に作るなど、ゼリーを作るのに必要なことを自分たちで収集していったのです。ご家庭からも沢山の協力が集まり、ゼラチンもたくさん集まりました。
しかし、Nちゃんからは「ゼラチンはちゃんとはからないといけない」と言われました。そこで本番の前に、どのくらいのゼラチンが必要なのか実際にやってみることにしました。
● 担任が見守る中、3つのグループに分かれて、集めた知識を基にやってみるのですが、水の量が100CC程度なのにゼラチンを大量投入したり、物凄い勢いでかき混ぜるなど、一見、と大人側から見ると、ハチャメチャな作り方……
● 出来上がったゼリーは、そぼろのようなボソボソゼリー、カチコチのゼリー、もう一つはなぜか上部が泡になっている、アワアワゼリーでした。実際にやってみた結果を振り返り、『混ぜすぎてはいけない』ということと、「ゼラチンは入れすぎない」という学びを得ました。
● さて、本番の日は、かき氷のシロップ/ジュース/缶詰で作ってみました。事前にレシピも一応考え、今までの知識も総動員して臨みました。結果は、かき氷シロップが最も水とゼラチンのバランスが良く、子どもたちからは「これは売れる!」という美味しさでした。ジュースと缶詰は、ゼラチンの量が少なかったこともあり、あまり固まらず……でも、自分で作ったものは違うのでしょう、「これはこれで美味しい!」とのこと。
みんなでゼリーを作り、退園する友だちが遠くに行っても元気で過ごせる味になったと思います。